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ギャラクシー500と僕

 ギャラクシー500

僕が高校の頃、ロッキング・オンのバンド評やらバンド名の不思議さや来日前に突然解散であるとか、ダルダルであるとか、そのサウンドを夢見ていた。

幻想が膨らんでいた。

 聴きたくとも駅前のレコード屋には置いていないちょうど廃盤の時期だった。

近所でチャリで行ける範囲にレンタル屋ができると”もしかしたら”を求めて足早に洋楽ロックの棚を探す。置いてある店は皆無であった。

 それからすっかり忘れていた頃に、まず輸入盤のベストが出た。これはきっとお茶の水で手に入れたはずだ。


 1曲目から「フォース・オブ・ジュライ」で名曲が続く、ダルダルではあるがなんだこのインスト部分の熱さは!
 スリーピース・バンドという通常のロックフォーマットからは聴いたことのない、期待を裏切らないクールでダルなサウンドであった。

 ディーンの弾くギターソロは、冷たく熱い。テレビジョンのトム・ヴァーラインは彼のヒーローだと思うけどヴァーラインよりも確実にディーンの方が冷たく熱い。

 ジミ・ヘンドリクスやジミー・ペイジの熱さとは違う。

 ほかにディーンのような熱を放つギタリストは・・・

 いや、ディーンは唯一無二だ。

 その後、日本盤として再発された1st,2st,Liveを買った。


3rdの「ディスイズ・アワ・ミュージック」はメンバー全員から不評だし、ベストにいい曲は全部入ってるんだろう程度にしか思わず、それよりも「オン・ファイヤー」が凄い名盤で、すべてのアルバムの中で一番緊張感のあるLive盤(なぜかプロデュサーのクレイマーもライブでギターを弾いている)もあるし別にいいやと思ってた。
 それが友人のつてで借りることができた。

 確かに熱量は「オン・ファイヤー」が勝っているかもしれない、しかし「ディスイズ・アワ・ミュージック」は洗練されたクールネスもあわせた傑作ダルダルアルバムNO.1と言い切ってしまおう。

 ナオミの歌っている楽曲がドローンのミューズみたいで、ディーンはミューズをギター弦で編んだバラの城に閉じこめようと愛の情熱を注ぐ。

 霧の中のミューズに、ひたすらギター・ペニスをしごいて熱く白い精液をたらし続ける。

 ミューズの心は引き裂かれそうになりながらピアノ線の城から逃げ、彼とは違う男の求愛に応えるために情熱を注いでいた。

 だから鋼鉄のペニスであるギターと弦で彼女をその場を監禁状態にして伝えたいほどの想いがパワーとなってギターを射精させ続ける。

 白熱状態であった。

 今のディーンはブリッタ・フィリップスと組んだ方がいい。


 ここでのディーンは色呆けの天国状態である。幸福感で溢れているのだ。

 あの緊張感はないがハッピーな気分にさせてくれる。
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

2013/10/27 Ryou Live フライヤー

こんなの作ってみました。
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私の本年のラストライヴです。

2013/10/27日(日)

アコースティックから、エレクトリックにスタイルチェンジして3か月、

スタイルの違う新曲5曲を披露します。

足立区、綾瀬駅西口の

ライブカフェ、チェス
http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=35.761627621382&lon=139.82106799456&layer=1&ac=13121&mode=map&size=m&pointer=on&z=18" target="_blank" title="http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=35.761627621382&lon=139.82106799456&layer=1&ac=13121&mode=map&size=m&pointer=on&z=18">
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18:30 開始
トップで出ます。

チャージはワンドリンク付き 1500円

Ryou 2013/10/27日(日)本年のラストライヴです

私の2013/10/27日(日)本年のラストライヴです。

アコースティックから、エレクトリックにスタイルチェンジして3か月、

スタイルの違う新曲6曲を披露します。

足立区、綾瀬駅西口の

ライブカフェ、チェス

http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=35.761627621382&lon=139.82106799456&layer=1&ac=13121&mode=map&size=m&pointer=on&z=18

18:30 開始
トップで出ます。

チャージはワンドリンク付き 1500円

My Bloody Valentine(マイブラッディ・ヴァレンタイン) 東京国際フォーラム ホールA 13/9/30(月) ライヴの感想

My Bloody Valentine(マイブラッディ・ヴァレンタイン) 東京国際フォーラム ホールA 13/9/30(月) ライヴの感想

マイブラッディ・ヴァレンタインのライブを初体験してきました。

1.どんだけ大音量なんだろう?

2.ライヴの〆で行われる"you made me realise"の大ノイズ大会を体験してみたい。

3.ビリンダの歌う姿が観たい。

4.ケヴィンのギターのフレージングが観たい。

という4つの目的がありました。


1に関しては、とにかく中域のギターが大きかったです。

ベースもあまり低音よりではないので、ギターに埋もれてしまっていて、ポイントで聞こえる感じです。

Voのミックスがあんまりにも小さすぎて、美しい楽曲のビリンダの声がほぼ聞こえませんでした。

ドラムはリバーブを抑えて前面に出るようにミックスされていたので強烈でした。

録画されていたようですが、そっちのミックスは修正されていると思います。

でないと、会場では大音量のノイズ(ジーンズが震えましたw)を体験して楽しめますが、

TVではあの臨場感は体験できませんから、美しい楽曲もノイズに埋もれてなんだこりゃです。


2の"you made me realise"

に収録のナンバーです。

この話題のノイズ大会は物凄かったです。

全員でワンコードをかき鳴らし大音量のホワイトノイズをまき散らし続ける中、

多分、ワウをワウらしく聞こえないようにケヴィンがペダル操作してるだけなのですが、

投影された映像や照明のフラッシュ効果で「やばい」状態になりますw

PAも吹っ飛べ!という大音量で耳キーンが1時間続きましたw

これが体験できただけでもマイブラを観に行く価値はあると思います。


3については

20年ぶりの新作

から

new youをやりましたが、ケヴィンのギター・エフェクトとドラムのテンポがずれたのか、

出だしでまたとちってました(よくMBVはとちるそうです)w

この曲ではかろうじてビリンダのVoが聴こえたので良かったなと。

ライヴで聴きたかったwonder 2も演奏されました。


MBVを不動の地位に押し上げた傑作

「ラブレス」



収録のSoonの前に演奏されたのですが、

構成としてはSoon~wonder 2とした方が、MBVの進化が分かるのになと思いました。

こちらに収録曲されたいた曲も美メロはノイズに埋もれていましたが、まあ、

これがMBVのライヴのスタイルなのねと。

一緒に観に行った方(3回、MBVを観ています)が「いつもこんな感じだよ」と

まあ、YouTubeでUPされているライブ動画のまんまですね。


4はギターを弾く人には興味のあるところですよね。

アルバム同様、サンプリングが多用されていてそれらしいテクニックが披露されたのは

ラブレスの頭を飾るOnly Shallowの象の鳴き声のような音ですね。

運指のスライドとアーム、ファズ、ショートリバーブ、コーラスのエフェクターだと思います。

あとは

「MBV」のonly tomorrowの印象的なフレーズは、ファズ+高域をカットした(ワウ?)で、あの

ダラ~ンとした感じを演奏していました。

他はほとんどコード弾きでした。


私が好きな1st



からも2~3曲曲披露されていました。

Lose My Breathが聴きたかったですが・・残念ながら披露されず・・。


総括

楽曲の良さ(美しいメロディーラインやビリンダのVo)を聴きたいだけという方は、

CDを大音量で聴いていた方がいいですw


ライヴでのマイブラッディ・ヴァレンタインは、凶暴なノイズ・バンドです。

未知の轟音を体験されたい方にはお勧めです。

プリンスのベスト盤「ザ・ヒッツ1」について

プリンスのベスト盤「ザ・ヒッツ1」について

偉大なアーティスト、プリンスの入門版として
オススメなのが

です。
もともと名曲ばかりのプリンスですから、1枚では網羅しきれるわけがありません。
「Kiss」が入っていない等々色々と言い出せばきりがないので、コストパフォーマンスからこれかなと。

ファンクの歴史はジェームス・ブラウン、ジミ・ヘンドリクス、スライ・ストーン、ジョージ・クリントン(P-Funk)
ときて

超天才のスライ・ストーン

(この5枚組はファンク好きなら必携です。特に1st&5th)+「フレッシュ」でこの天才の仕事は網羅できます。

は別格として、

プリンスの登場で以降は、テレンス・トレント・ダービー(現 サナンダ・マイトルーヤ)以外、天才は出てきていません。(あくまで僕、個人の意見です)

なぜスライは別格か?ポップで格好いいのですが・・・
リズム、メロディーライン、アレンジと
クラッシクの教養のあるスライが作る音楽はクールでアーティスティック。
マイルスの才能を超えている部分さえもあります。

そこに行くとプリンスは聴きやすく、ポップであり、ビートルズの様にポップの枠内で実験的であり、
メロディーや、リズムはとことん甘美さを追求しています。

プリンスの当初の売りは「過剰なエロ」と「変態性」でした。
エロと変態は今や男女の売りの一つですが、プリンスが大々的にヒットした1984~1986では
まさに、「ド変態」「気持ち悪い」という評価で、まともに取り上げていたのは
ロッキング・オン位の物でした。

音楽を愛するまっとうな評論家として名高い、ピーター・バラカンさんもプリンスの事は評価していました。

小林克也さんもプリンスを評価していました。
ベストヒット・USAでは
このCDにも入っている
「ビートに抱かれて」(現代を直訳すると「鳩が鳴く時」・・・これじゃ売れない!と判断し、エロいタイトルにしたワーナーの担当者さんは偉い!)
は「ベースが入っていない」と気づきそうでなかなか気づかないことや、
このCDには入っていないけど有名な「Kiss」では
ボーカルにエコーやリバーヴ(残響音ですね)がかかっていないことを指摘して、
なぜこんなに生々しく聴こえるかを分かりやすく解説していました。

小林克也さん素晴らしい!

さて、簡単に曲紹介

1. ビートに抱かれて

映画「パープル・レイン」でブレイクしたプリンスの代表的ナンバー。
ラジオで初めて聞いた時の衝撃は今でも忘れません。
粘りつつもはねているというリズムと奇妙で癖になるメロディーライン。
変態チックなPVの印象も相まって、大好きなナンバーです。

2. ポップ・ライフ

「コカインなんかに溺れてるよりポップに生きようよ」
という優しいメッセージと哀愁漂うメロディーライン。
とろけそうなポップソング。
これも大好きなナンバー。

3. ソフト・アンド・ウェット

 1stシングル。
 作詞・作曲・歌・全演奏・アレンジ・プロデュースまで1stアルバムから全部一人でやってます。
 当時19歳(デヴュー時はさばを読み17歳という・・)にしてこの完成度。
 素晴らしい!

4. フィール・フォー・ユー

 チャカ・カーンのカバーの方が有名ですね。
 原曲も素晴らしい出来です。

5. つれない仕打ち

 2ndアルバムから。
 元気になること間違いなしの、素晴らしいポップソング。
 PVでギター・ソロをピックではなく指で弾いているのを見て仰天しました。
 プリンスはギタリストとしても超1流なのです。

6. 君を忘れないで

 なんちゅう日本題だw
 「君が僕の彼女だった時」というのが原題の直訳。
 シンディー・ローパーがカバーしていました。
 切ないメロディーラインとアレンジが秀逸。
 
7. アップタウン

 放送禁止となった3rdから。
 エモーショナルで好きな曲なのですが、4thの「セクシャリティー」を入れた方が、
 プリンスのかっこよさが強烈にアピールできたと思うのですが・・・
 可愛い曲です。

8. レッツ・ゴー・クレイジー

 文句なしの名曲。
 「狂っちまおうぜ!」と歌うプリンスのクールさと熱さ、猛烈なギターソロ!
 次曲「1999」同様にバンドで録音した為か、勢いとパワーのあるロック。
 今でもライヴでこの曲をやると盛り上がります。

9. 1999

 スライの「・・・ハイヤー」と似た構成の出だしで、オマージュをささげるとともに、P-Funkのねちっこさで迫る怒涛のFunkナンバー。
 格好いいです。 

10. プレイス・オブ・ユア・マン

 初めて聴いた時、プリンス、明るくなったなあ・・・
 という印象が強いですね。
 開放的なポップ・ナンバー。
 後半のキーが変わるインスト部分をカットしたシングルバージョン。
 好きだなあ。

11. ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー(愛の哀しみ) (ライヴ)
 
 これは、期待していたのですが・・・、
 元はプリンスがプロデュースした「ファミリー」というバンドに提供した曲。
 シンニード・オコナーがカバーして大ヒットしました。
 「これ俺が書いたんだよ!」という主張かなw
 ファミリーに提供したオケで(演奏は当然のようにプリンス一人)、プリンスが歌ったヴァージョンが聴きたかったなあ。
 「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー」は殿下の曲!ということで。
 おまけですねw

12. アドア (ニュー・エディット)

 名アルバム「サイン・オブ・ザ・タイムス」収録の名曲。
 この曲の解放感は「サイン・オブ・ザ・タイムス」を通して聴いた時により分かります。
 単独で聴いても凄いものは凄い。

13. ピンク・カシミア

 シングルのみの発売だった曲です。

14. アルファベット・ストリート

 傑作「ラブセクシー」からの1stシングル。
 可愛い曲です。
 「ラブセクシー」は全曲で1曲扱いというコンセプトアルバムですが、
 内容が凄いのはいい。
 けどアルバムとしてはちょっと不便な「俺様」仕様ですw

15. サイン・オブ・ザ・タイムス

 プリンスの特徴として曲の音数がシンプルでアレンジが凄い面がありますが、削りに削った
 音数と半比例するようなエモーショナルが込められています。
 これも大ヒットした名曲。

16. シーヴス・イン・ザ・テンプル

 この頃から、プリンスの天才ぶりに?が出てきます。
 「20Ten」での自らの80年代スタイルを模倣するような曲を作ったことで分かるように、
 この頃からすでに時代がプリンスのスタイルを取り込んでしまったんです。
 結果、プリンス・テイスト溢れる音楽もポップミュージックであると世間に認知されるようになったのです。

 しかしアクの強いこの曲は大好きです。

17. ダイアモンズ・アンド・パールズ

 初めて聴いた時は、ベタなメロディーラインと大げさなアレンジで「どうした殿下!?」
 プリンスからソリッドさが失われていく・・・・
 と偉く落胆したものですが、時が過ぎればいい曲です。

18. 7

 ラストを飾るのはプリンスが変なマークに改名した「読めないシンボルマーク」名義アルバムから。
 クリスチャンとして有名なプリンスですが、6は「666の獣」で有名?な悪魔の数字。
 7は黙示録で復活する6の次に来る者、つまりキリストの事です。
 ゴスペル+Funkという趣の曲。

という事で、入門編にはいいんじゃないかと価格も安いですしw



おすすめです。









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